旬ばなし(archives) 回青橙(だいだい)、七福神(かつぎや)、汁粉 2021年8月25日 メルマガ初出 ■019号・回青橙(だいだい)と七福神(かつぎや) 2006/1/11 今日は正月の11日です。鏡開きの餅で作った汁粉がございます。よろしければ酒肴の終わりにいかがでしょうか。 汁粉か。以前から思っていたのだが、あれは食べるのか飲むのか、どっちだい。 回青橙(ダイダイ) 鏡餅が汁粉になって出てくるのは結... ひこ一
旬ばなし(archives) 泥鰌の唄、丸鍋、北斎 2021年8月8日 メルマガ初出 ■第031号・2007/6/25 いらっしゃいませ おやじ、生きておったか。心配したぞ はぁ? 先日 たか橋の袂で、思いつめた顔をして小名木川(おなぎがわ)を覗きこんでいるおやじを見たんだが あの界隈の江戸の昔の賑わいを、しのんでいたんですよ。 ところで、鉄棒×××× ってご存知ですか。 知らぬ。何を、... ひこ一
旬ばなし(archives) 桜の物語【続編_01】小泉八雲、樋口一葉 2021年8月7日 桜の物語では近代・現代作家による桜にまつわる物語をご案内しました。ご紹介した本は全部手元に(探せば)あります。そこで、内容をもう少しだけ折に触れて付け足していこうと思います。今回は小泉八雲 と樋口一葉。 桜は数限りなく詠まれ また多くの物語にも登場してまいりました桜の物語 小泉八雲 『乳母桜』、『十六桜』 小泉八雲... ひこ一
旬ばなし(archives) 桜鯛・桜の物語 2021年8月6日 メルマガ初出 ■第035号・2009/04/07 いらっしゃいませ。桜鯛のいいのが入っています。 うまそうだ。匂うがごとき 桜鯛だな。 え?匂いますか。 咲きにほへるは櫻花 《春ともなれば、やはり、鯛が食べたくなってくる。 -中略- 春の鯛がもっとも旨いような気がする》。 桜の咲く時節になりますと、鯛... ひこ一
旬ばなし(archives) 鰯・フィッシュ・ストーリー 2021年7月29日 いらっしゃいませ。お客さん、紫式部がイワシ好きだった という話 ご存知ですか。 フィッシュ・ストーリーだろ。 メルマガ初出 ■第038号・2010年9月16日 イワシ大好き 【紫式部か和泉式部か】 「釣りの話をするときは両手を縛っておけ」 というロシアの諺があるそうです。開高健の本にしばしば出てまいります。釣った魚や、... ひこ一
旬ばなし(archives) オクラと小泉八雲 2021年7月28日 いらっしゃいませ。 オクラの和え物です。召し上がりますか。 このネバネバが からだにいいんだってね。 ところでお客さん、小泉八雲はオクラを食べたのでしょうかねえ。 なんでえ、薮から棒に。なぜ小泉八雲がいきなり出てくるんだ。夏だから怪談でもはじめようてとこか。長い話はやめとくれよ メルマガ初出 ■第号・年月 ■第039号... ひこ一
旬ばなし(archives) 蓮根・赤猪子物語・死者の書 2021年7月28日 「おやじ、なんだい? 軟らかいのにシャキシャキとした このつまみは」 芽バスです。新レンコンの先端の部分です。茨城から送ってもらいました。市場にはあまり出回らないようです。 「レンコンか。うまいハスだ」 メルマガ初出 ■第号・2013年月 ■第040号・2006年月 ハス・レンコン 芽バスが手に入る事は多くはございま... ひこ一
旬ばなし(archives) らっきょう・転失気・香り高きブンガク作品 2021年7月26日 いらっしゃいませ。 すみません、おまたせしまして。ラッキョウ(辣韮)の塩漬け、召し上がりますか。漬けてからひと月のものですが。 『某(それがし)は、ラッキョウを食したあとのテンシキが気になるゆえ、少量にしてくれたまえ。』 はぁ。テンシキですか。もしや、あの 転失気(テンシキ)・・・落語にもありますね『転失気』 、私みた... ひこ一
旬ばなし(archives) 【梅は咲いたか?】第1話 2021年7月24日 いらっしゃいませ。 今年もよろしくお願いします。 初詣は、どちらへいらっしゃいましたか。 私は先ほど湯島の天神様にお詣りしてまいりました。 受験を控えているわけではございませんが、あの近くに所用がございまして、ついでと言っちゃバチ当たりですが初詣をしてまいりました。 湯島天神(湯島神社)にお詣りしたのは2006年以来の... ひこ一